歯を失ってしまった場合、ブリッジや入れ歯という方法が従来使われてきました。今でもたくさんいらっしゃいます。
必ずしもインプラントを強く勧めるわけではありません。しかしながら、QOL(生活の質)の向上を目指すとしたときに、「物が十分に噛めない」「発音がしにくい」などといった状況のままでいると生活に支障を来たすことが大いにあります。
インプラントにした方は、みなさん満足しており、生活に明かりが見えた、笑うことが多くなった、などという方も多くおられます。それがQOLの考え方です。
もしお悩みの方は一度御相談いただければと思います。インプラントをせずに違った形で十分処置できる場合もあります。貴方に本当にあった治療を探し、提案することが私たちの務めです。
1本だけの単純埋入から無歯顎(総義歯まで)、多数歯欠損(ない歯がたくさんある)までの埋入を行っております。
骨がないとインプラントは出来ないと思っている方、他院で骨が無いので出来ないといわれた方、当医院では人口骨を使用したり、蓄膿の穴を上げたり(上の顎の場合)など、最新の治療法で埋入することが可能です。
また、歯を抜くのと同時にインプラントを埋入することも可能です。(歯の状態によります)
同時に出来るので手術が一度で済み、なんども麻酔をしたりと最小限の手術で済みます。
当医院では、無歯顎、多数歯欠損の手術のトレーニングを受け、修了(サティフィケイト授与)した院長が手術をいたします。
もう入れ歯しかない、食べ物を選んで食べることしか出来ない。
入れ歯が落ちるので大きく口を開けられない、話しづらいなど、あきらめていませんか?
インプラントにすることにより、前のように食べられるたのしみ、笑顔を取り戻しませんか?
当医院には専門のコーディネータも常駐しております。お気軽にご相談下さい。
インプラント治療は目的ではありません。
一度失った歯という臓器の機能や、審美的障害を回復させる、歯科治療における「ひとつの手段」であることを当院は「身の丈」と位置づけて治療を行っております。
失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。
固定されるのでガタついたりせず、天然の歯のように噛めるようになります。
長所としては
- 噛む力は天然歯の80%程度まで回復することができ、固いものを噛むことが出来るようになる
- ブリッジなどと異なり隣の歯を削る必要がない
- 見た目が天然の歯に近い
などがあげられますが、注意点として
- インプラントを顎の骨に埋めこむ手術が必要
- 全身の疾患がある場合には治療ができない場合がある
- インプラントを維持するためには十分な口腔衛生の管理と定期的な検診・メンテナンスが必要である
- 保険外診療となり、手術の難易度、埋入本数等により必要な費用が変わってくる
などがあります
インプラント料金
インプラント埋入 | 25万円~ | CT撮影料(片側) | 10500円 |
---|---|---|---|
上部構造(かぶせもの) | 5万円~ | 骨造成手術(付属手術) | 5万円~ |
従来の治療法
《ブリッジ・部分入れ歯・総入れ歯》
両隣の歯を削って人工の歯をかぶせます。
健康な歯を削り、その上から人工の歯をかぶせます。
咬む際に、削られた歯に負担がかかり痛みやすいです。
また、歯根のない歯茎は咬む事による刺激が無いため、次第に痩せていってしまいます。
インプラントでの治療法
インプラント治療では、両隣の歯を削らずインプラントを埋め込みその上に人工の歯冠を固定します。
健康な歯を利用しないため、自分の歯を保てます。
また、歯茎に咬む力がかかるので、従来の治療法よりも歯茎を健康に保てます。
従来の治療法
人工の歯を固定するために金属のバネを使って、健康な歯に固定します。
従来の方法ですと、金属のバネをかける健康な歯に負担がかかってしまったり常に違和感があったりします。
また、金属のバネが見えて見栄えが良くなかったり、金属のバネの間に食べ物が詰まりやすく、丁寧に掃除をしないとむし歯や歯周病の原因となってしまいます。
インプラントでの治療法
人工の歯を、両隣のインプラントで支えることも出来ます。
インプラントは時間の経過と共にあごの骨と癒着するため、歯を支える力は健康な歯とほとんど変わりません。
また、単独で処置するので、健康な歯をそのまま保つことも出来ます。
さらに外観も機能も天然の歯と変わらない感覚が得られ、違和感がありませんし、特別なケアも必要としません。
従来の治療法
人工の歯(入れ歯)を歯茎全体にかぶせます。
歯茎にかぶせるだけなので、入れ歯がぐらついたり、ずれたりしてしまいます。
硬いものが噛めなかったり、入れ歯が舌をふさいで味がわからなかったり、食べ物が入れ歯と歯茎の間に挟まり痛んだりしてします。
またあごがやせてしまったために、年老いて見えたりします。
インプラントでの治療法
複数のインプラントを埋め込み、人工の歯を固定します。
インプラントはあごの骨に固定されるため、ぐらつく事がありません。
また天然の歯と変わらない感覚で物を噛んだり、味わうことも出来ます。
食べ物が詰まる事も殆ど無く、天然の歯と同様の外観を保つため、年老いて見えることはありません。
インプラント治療に必要な診査を行いインプラントの治療が可能かどうかを診断します。その後治療計画を立てます。
必ずCT撮影を行い、より安全性の高いインプラント治療を行うための診査・ 診断を行います。
当院では、局部麻酔を使用していますので、ほとんど痛みはなく麻酔することができます。
歯の根に相当する部分インプラントの部品(インプラント体)を顎の骨に埋入する手術を行います。
この後、骨とインプラントがしっかり結合されるまでの治癒期間を設けます(3~6ヶ月)
※ 治療期間は骨の質などにより個人差があります。
※ この間、必要に応じて仮の歯を入れることもあります。
人工の歯の支台となるインプラントの部分(アバットメント)を連結します。
※ この時、簡単な手術を行う場合もあります。
インプラントを含めたお口の中全体の印象採得(型をとること)を行います。
その型に従い人工の歯を作製します。その後、アバットメントの上に人工歯を装着して完成です。
インプラント治療の終了後、インプラントを長持ちさせるためには適切なホームケアと定期的な検診が不可欠です。
先生の指示に従い、正しい歯磨きを心がけて下さい。
定期健診を受け、インプラントの状態を先生に診てもらうようにして下さい。